そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

2010年2月 7日

新政権へ

昨日は、強風の中、東京へとんぼ返りで会議に行ってきました。これまで何度か紹介している国民森林会議の集まりで、3月に予定されている総会のための打合せなどが行われました。
 今回、ホームページがリニューアルされて、年に4回の公開講座の計画もアップされました。まだ予定であって、これから交渉に入るそうなので、変更の可能性が大きいのですが、愛知で開催されるCOP10を睨んで、実におもしろそうなテーマが並びました。


 国民森林会議では、毎年、国の林野行政に対する提言を出しています。21年度のテーマは23年度に見直し作業が行われる予定だった国の森林・林業基本計画に対し、その見直しに合わせていろいろと意見をまとめていたのですが、新政権になり、急転直下この見直し作業が22年度中に前倒しとなったそうで、提言のまとめも慌しくなってきました。


 そんな中、状況に詳しい方から聞いたところによると、新政権誕生に合わせてすでに二つの有力なグループから提言が出され、そのうちのひとつでは、これまでの林業の低迷の原因のひとつを、事業体にコスト意識がなかったことと分析し、
人づくりをはじめとした提言がまとめられ、新政権でもすでにその方向に予算をつけるべく動いているとのこと。
 どうやら22年度は、森に注がれる税金の流れが大きく変化しそうです。

 
 高い経営感覚をもった人づくりや、機械化による採算性の向上。これにより自ずと、材木を出した山にもお金が返ってくる、という仕組みです。お金が回れば活気もわく...。今年はあちこちからそんな知らせが入ってくるのかもしれません。ひとりでコソコソ山仕事をしている者としては、呆然とすることが多くなりそうですが、愚痴っぽくならないように今から気をひきしめてゆきたいと思います。

2010年1月25日

友人の独立

県境を隔てた隣町に住む友人が、20年近いサラリーマン生活に別れを告げて独立しました。おもての看板は、建設機械(特にクレーン)の出張修理。若い頃からメカニック一筋だった経験を活かし、緊急の現場への迅速な対応を一番の売りにするそうです。
 鉄、非鉄金属の溶接の腕はピカいち! 他にも金属関係のものなら、オーダーメイドで何でも作ってくれるそうです。


 先日この友と話しをしていて、山村起業と名づけられたこのブログで、私が大きな見落としをしていたことに気づきました。それは商工会議所の存在です。彼は、すでに開業している先輩親方に相談した結果、税務も労災もすべて商工会議所に任せたということでした。


 独立開業を思い立ち、何らかの商売を始める際には、実は商工会議所が最も手っ取り早い相談先であり、実務をお願いできる組織なのです。実際に私の周囲でも、経理関係(たとえば確定申告)やら労災保険はすべて町村単位で有る商工会議所に任せているというパタンが9割以上かと思います。
 個人的な考えから、事務処理は経理も労災もすべて自分で行う、という方法を採っているがために、うっかりしていましたが、たぶん単純にコストパフォーマンスを考えると、商工会へ相談することは、起業者にとって大きな選択肢のひとつでしょう。


 アウトソーシングすることで費用対効果の高い自由な時間が生まれ、その分本業に集中できる。そういう仕組みがこの国にはあるのです。もっとも、私の場合はその自由な時間をすべて遊んでしまうことが目に見えているので、これからもすべて自分でやってゆくつもりです。

2010年1月19日

オーガナイズ

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 20代の頃、住み込みでバイトしていたところの先輩に教えられました、「日本社会では軽視されているようだけれど、オーガナイザーが重要や」と。まさか50になって、林業機械の研修現場でこの言葉を思い出すとは...。先輩はすごい!


 佐久地域高能率間伐材搬出システム開発グループについては以前も紹介しましたが、今日は偶然その研修現場に同行することができました。


 なかなか機械化の進まない林業界に、いかに機械によるシステムを普及させて、低コスト化を進めるかということを課題ととらえている流れがあります。当地でもようやくその検証と学習がはじまったわけですが、導入すれば生産性が上がるとわかっている機械でも、一台一台が高額なため、個々の事業体は導入することには慎重になります。


 問題は、一定の丸太を森の状態で常に確保し、安定的に世に送り出すことができるかどうかなのですが、ここでも行政は精一杯のところまでやっていて、あとは本人たちのやる気次第というところまできていることに、今日気づきました。
 

 地域の同業者が納得できる仕事量の実績なのか、世の動静を見抜き敏捷に動くことができる能力なのか、あるいは私などには想像もつかない何かなのか。それを持つ誰かが言い出しっぺ、つまりオーガナイザーになって、この地域の山から出る丸太を統括するようになれば、それは必ずモノになるのです。
 こうしたグループ作りがうまくいったとしても、木を世に利用させる仕組みを創造しないかぎり、木材はハウスメーカーや問屋などの、買い手側が求める契約規模と内容に支配されながら、山を思う者にとっては不条理な扱いを受け続けます。でも、高性能機械と呼ばれている以下の機械たちが活躍することは楽しみなことです。

 

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ハーベスター:自分で立木をつかみ、伐り倒し、丸太にします

 

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グラップルバックホー(ウィンチつき):倒れた木や、丸太を引っ張ったり、積み上げたりします

 

 下のふたつは、今日見ていて一番そそられた場面です。
 バックホーのアームにつけたグラップルを、道作りなどに使用するバケットへ、ひとりでもかなり早く交換することができます。カタログをもらってしまいました。

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2010年1月18日

GPSの本

なんだか本の宣伝ばかりしていますが、役に立つ本なので紹介します。たいへんわかりやすい説明と、実際の林業現場での使用例が紹介されている点で、実用性の高い本だと思います。


 レジャーの世界ではかなり普及したポータブルGPSですが、山仕事には使えないとあきらめた人も少なくないのではないでしょうか。たしかにリーズナブルな価格帯の機械の場合、林の中では衛星からの電波を受信することが難しく、地形によってはまったく位置情報を得られないこともありますが、いちどあきらめた人も、もしもまだ機械が手元にあるのなら、この本を読んで再挑戦することをお薦めします。もしかすると使えなかったのは、使い方のせいだったかもしれませんよ。


 信州そまびとクラブが行っている、大面積間伐施業地での使い方も紹介させてもらっています。

 

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全国林業改良普及協会編 林業GPS徹底活用術

2010年1月17日

大沢山守の森再生プロジェクト

佐久市大沢財産区で信州そまびとクラブがボランティアを募り行っている山造りに、昨日参加してきました。


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 久しぶりのそまびと活動への参加であり、これまた久しぶりの「ひとり」ではない山でした。そのせいか、最初からハイになってしまい、周囲の皆さんには失礼なことも言ってしまったような気がします。もしもこのページをご覧の方で、参加された方がいましたらお詫びします。


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 ここの山造りで楽しみなのは、この地拵(じごしらえ)が終わったら、春にカラマツを植林する計画になっている点です。近ごろめっきり減ってしまったカラマツの造林を、ボランティアの皆さんに体験してもらう。それがこの山の特徴です。来月も参加できると良いんだけどなぁ。

2010年1月14日

眼科へ

昨日、一日がかりで行きつけの眼科へ下りました。診察結果はOKでしたが、原因が作業中のケガだったというだけではない、重い出来事でした。


 話は11日月曜に遡ります。一番の特徴は、このケガが樹上作業中のミスで起こったという点です。最大の原因は、工程に追われてあわてていたことですが、樹上でも無意識の動きをするようになってしまっていることが恐ろしいところです。
 いつものようにハーネスをつけ、ランヤード(命綱)とメインロープの二重安全体制で、カラマツを上から切りつぶしていました。通常、私が行なう切りつぶしでは、ミスマッチカットという方法で幹を3~40センチの長さ(その部分の太さによってはもっと長い場合も有り)に刻んで、下へ落とします。
 切ったらもぎ取って落とす。この作業だけに集中していれば良かったのですが、チェーンソーを持ったついでに何本かの枝を切ったことがいけませんでした。枝を落とした後、姿勢を変えようとして、こともあろうにカット済みの幹につかまってしまったのです。全体重をかけた幹の切れ端と頭突きをし、吹っ飛ばされました。


 樹上では保護眼鏡をはずさないよう心がけています。そのおかげで、眼球を直接傷つけずに済みました。眼鏡が無かったらと思うと、ゾッとします。一日様子を見ても、視界に白く曇る部分があったので、心配になり病院へ行きました。診断では網膜に若干のむくみがあるとのことで、数日のうちに治るそうです。良かった。
 逃げ場の無い樹上では、一つ一つの動きを確認しながら作業する。初心に戻り出直します。

2010年1月13日

天然生林

1haはあると思います。赤茶色にボヤーっと見える草むらのようなところが、たいへんに若い天然生林です。


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 藤森隆郎先生の「森林生態学」(全国林業改良普及協会)(158p)によれば、天然生林とは


 天然林と天然生林の区別は、天然更新が自然の状態でなされたものか、伐採や更新補助作業などの人為が加わったものかの違いによるものである(Smith,1986)。天然林は人為を伴わない天然更新により成立したもので、その後も育林作業など人為の及んでいないものをいい、天然生林は更新補助作業を伴って天然更新したものであったり、除伐や間伐の作業が加わったものをいう。


 ということです。ここは3~4年前に、カラマツを皆伐したまま放置した場所ですので、まさしく天然生林。そしてどうしてわざわざ紹介したかと言うと、ご覧のとおり


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 見事にカラマツの林ができ始めているのです! 周囲からの種の飛来が多いのはもちろんですが、ここが「いかにカラマツの生育に適しているか」ということを、彼らが自ら語っているような気がしてなりません。
 木の育ち方を、もう少し時間をかけて見ていかないと断言はできないのでしょうが、適地適木という言葉が頭をちらつく光景です。「なんとか所有者と深い関係になりたい」そんな山です。

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2010年1月 2日

成人式

今日、村の成人式でした。公民館報の新年号の取材のためにおじゃましたのですが、若い人たちに接するというのは,良いことですね(五十の自分も十分に若いつもりではあります...)。

 式典の後に、取材用に座談会の席を設けてもらいました。座談会の最後、「十年後の自分はどうありたい?」と言う問いに、こんな答が返ってきました。

 父を尊敬しているので、父のような大人、親になりたいです。

 誰からも愛されるようになりたい。

 農家として親父を超えていれば良い。

 やる時はやる、仕事をする時はしっかり仕事をする、メリハリのある人間になりたいです。
 
 個性的なキャリアウーマンになりたい。

 いろいろ経験を積んで、中身のある人間になりたいと思う。

 やさしい人間になりたい。

 みんな偉いなぁと思った次第です。二十歳の自分など、目もあてられない状態でしたから。みんなキラキラしてるぞ!悩みがあったらおいで、おじさんがいつでも聞いてやるからナ。
 彼らとともに築く社会を、せっせとイメージしているところです。

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2010年1月 1日

明るい年にしましょう

あけまして おめでとうございます。
本年も「そまびとたちの奮闘記」をどうぞよろしくお願いいたします。
今年は明るい年にしたいですね。


 毎年、特別な雰囲気のないまま年が明けるのですが、今年ほど厳かさの無い正月も珍しいように思います。
 原因は作業工程の遅れと補助金申請の締め切りの関係。何と30日の夕方まで測量をやっていました。しかもポールマンは、暮れから正月の間にある1日だけの貴重な休みを割いてもらって、家内にお願いしました。
 山慣れしていない人には、たとえポールマンと言えども重労働だったようで、翌日は筋肉痛に苦しんでいました。
 31日は、申請書類作りと測量結果の図化を終え、今朝からようやく年賀状にかかっています。


 世間が仕事納めの日に、役所の駐車場などで洗車している人たちの姿を見ると、一度はこんなふうにけじめをつけて、新たな年を迎えたいなとあこがれます。まぁ、それでも、今朝は世間並みにお餅をいただき、家族で新年の挨拶もできましたので、満足しています。
 明日、公民館報のための成人式の取材に出かけるほかは、3日間家にこもって、高さ2メートルくらいになってしまった書類との格闘をします。

2009年12月26日

氷壁

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村内の川端下(かわはけ)というところにある岩根山荘さんの人口氷壁を紹介します。

 

 画像をよく見ていただくとわかるとおり、現在、集落に雪はなく、カラカラの状態ですが、岩根山荘さんの氷壁は順調に厚みを増しています。
 オーナーの話では、間もなく登れるようになるとか。
 何年ぶりかで、冬らしい冬を迎えたということでしょうか。

2009年12月18日

目立て機ふたたび

7月10日に紹介した目立て機の動画がユーチューブで見られるようになりました。静止画だけではイメージしにくかった動きが、これでよくわかりますから、ぜひご覧ください。

 また、この目立て機の開発は林業・木材製造業労働災害防止協会というところの事業で開発と改良が行われたものです。同協会の平成20年度林業労働災害防止フロンティア事業のページで、その構造図が紹介されています。

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 7月にも掲載した画像ですが、ソーチェーンの目立ては刃の固定が最大のポイントです。日頃ソーチェーンの目立てをやっていない人にはわかりにくい表現で申し訳ないのですが、チェーンとバーの間に何かを挟んで固定するという従来のやり方でも、目立てをする刃そのものの横方向へのブレを止めることはできませんでした。その点が、この装置では理想の固定が可能になったことで解消され、個人差の無い、安定した作業が可能になりました。

 
 詳細はこちらの7月10日のページをご覧ください。
http://www.sansonkigyou.net/somabito/2009/07/post_353.html

 全国林業改良普及協会が発行している「林業現場人 道具と技vol.1」の63pにも紹介されているとおり、購入希望の方は026-272-5068の北川原弘さんまで電話連絡をしてください。
 定価32,000円で、今なら期間限定で北川原さんが生産したリンゴ12kgがついてくるそうです。私としては、ここからはじまるリンゴ農家北川原さんとのおつきあいが、さらに楽しみだったりして...。

 

2009年12月14日

きこりの喜び

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有益な情報は、貪欲でないとなかなか入手できませんが、いろいろな方のおかげで、山仕事に関係する情報収集のための環境が良くなっているように感じます。

 

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 先日、長野県の上伊那森組さんに北欧式伐倒の取材におじゃました際、隣に座ったYさんが「かなめさんなら欲しがるんじゃないかな?」と差し出した本。今年できたばかりのこの本には、以前からあれこれ考えていたことが整然とまとめられていました。まだ本文を熟読していないのですが、その完成度はイラストを見ただけでわかります。
 この予想は間違っていてほしいのですが、国内にはこういう文献はないのではないでしょうか。
 「伐倒」と題されたこの優れた教科書は、まだアマゾンの検索でも出てきません。そろそろ個人輸入のことも勉強しなきゃいけないのでしょうか。$18.95です。Yさんに感謝。

 

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2009年12月10日

きこりの悲しみ

 

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思い出してみると、この346は使い始めてから7年くらい経過しています。その間、寒い山に置き去りにされたり、時には木の下敷きになったり...。チェーンソーは偉いと思います。

 それにしても、暮れになってまた修理。この出費は痛いです。

 

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2009年12月 9日

現場人(げんばびと)の本

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林業現場人(げんばびと) 道具と技Vol.1という本が出版されました。特集「チェーンソーのメンテナンス徹底解説」は、チェーンソーを使っている方たちには必ず役立つかと思います。
 天然色画像(...表現が古い)が多くてわかり易いところが特徴です。このブログで見かける「あの人」や「この人」も登場します。ぜひお読みください。

 本の詳細はこちらをご覧ください。

 そしてこの本には!! "「林業現場人 道具と技」げんばびとの広場"というブログがセットで存在しています。つまり、全国の現場人読者と双方向のつながりを持った本なのです。その証に、すでに読者からはもちろんのこと、記事に関係した方からの書き込みなども始まって(始まったばかりですが)います。
 この仕組みを積極的に使うことで、現場関係者の情報交換や技術・技能の検証をしながら、日本の森に新たな光を導くことができると良いな~と夢見ています。

2009年12月 3日

お道具紹介

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ペツルのフットアッセンダー、パンタン(pantin)と言う製品です。定価9,345円ですが、これが優れもので値段以上の働きをしてくれます。

 

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 こうやって使います。細かい使い方ははぶきますが、これが有ると無いとでは、木登りの手軽さが大違い!
 米国では「年寄りが使うもの」と定義する人がいると聞き、鵜呑みにしていましたが、大間違いです。仕事の能率がぜんぜん違う...。
 何でもっと早く導入しなかったのか。これを使わずにハァハァ言いながら昇っていた、この1年が悔やまれます。

2009年12月 2日

収穫

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現場で一休みしていると山から犬の声。
「おお、やってるなぁ」と思って声のする方を見ていたら、このジムニーが下りてきたので、記念に一枚撮らせてもらいました。
 しとめた方は、「あんまり良いのじゃないけどな~」と言っていました。
 いよいよ猟期たけなわです。

2009年11月29日

ブナじいさん

近いけれど遠いところ。ずっと行ってみたかったのに、行かれなかったところ。山梨県山梨市の牧丘町にある乙女高原はそういう場所です。十年ほど前から、一度会いに行きたかった「ブナじいさん」に、ようやく会うことができました。


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 乙女高原は古くからの採草地で、その後スキー場としても使われたそうです。
 今は、地元の人たちに利用されなくなった高原で、さまざまな保全活動を続けている乙女高原ファンクラブというグループがあります。ここでもシカによる食害が出ているということで、私の暮らす村で不要になった電気柵を使ってもらおうと考え、行ってきました。


 よく見ていただくと、ぶなじいさんの根元がヤブで囲まれています。根元の土を作るために、子供たちが落ち葉をせっせと運んで、ここに入れるのだそうです。地域の歴史を見守ってきたぶなじいさん。今はどんなことを考えているのでしょう。

2009年11月28日

フランス式台座

 

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フランス式台座(French lock)というやつを作ってみました。先日、北欧スタイルの伐木テクニックを取材に行った際に紹介されていた方法です。

 

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 このように、ワーキングベンチ(Working Bench)と呼ばれる台を設けることで、そこに伐倒木をのせて、集材の際に利用したり、枝払いを適切な高さで行えるように工夫されたものです。

2009年11月27日

やれやれの続編

 なんとか命だけでも、と思っていた傷ついたオオバンでしたが、昨日朝、残念ながら死んでしまいました。
 こういう場面に遭遇するたびに、手当てのことや、扱いのことにいろいろと悔やむのですが、今回埋葬しながら考えたのは「自分は何をやっているだろう?」ということでした。


 野生鳥獣は、人に保護されるほどの痛手を負った段階で、それはもう野生としては死んだも同然です。ですから、今回のように拾ってきて、あれこれ手当てをして復帰を目指すのは、もはや私の勝手。言ってみれば趣味の領域であると(それは、逆に拾われた生き物にとっては迷惑かもしれません)考えてやっていることです。それでもやはり、死んでしまうとむなしい...。うまく言葉になりませんが、釈然としない何かがあるのです。
 もう少し、考えてみよう。

2009年11月23日

やれやれ

また動物の話題です。今朝、散歩中に行き会った近所の方から「電話すりゃよかったね。昨日の夕方、うちのそばの草むらで、カラスみたいだけど、カラスより少し小さい鳥がうずくまってて...」との相談。はて?何者だろうか?
 昨夜はずっと冷たい雨だったので、せめて死体が回収できればと思い、現地を確認すると、信じられないことにその鳥(オオバン)は元気でした。
 左足が切断寸前の状態でしたが、もしかするとくっつくかもしれない。動物医療の師匠に電話をして判断をあおぎ、ダメもとで添え木治療をすることにしました。


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 これが家族総動員の大仕事になってしまって、なんとか治療を終えると全員「フーッ」と深いため息。やれやれでした。明日、地方事務所に電話をして、今後の対応を相談します。

 


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 寒い山村に引っ越すわ、家は動物園状態にするわ、こんなへんな道楽持ちの家に生まれて、ほんと、うちの娘は気の毒。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

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要林産のホームページ somabito.jp をどんなものにしようか、現在思案中です。なにか良い案があったら、ぜひコメントに書き込んでください

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