そまびとたちの奮闘記

NPO法人信州そまびとクラブ。
山仕事をしながら、
林業のこれからの姿を提起します。

2008年10月14日

ブランク

長かった草との戦いが終わり、いよいよ間伐作業のシーズンです。この3ヶ月、ほとんど木を倒していなかったので、木を伐ることが実に恐い!! 


 あまりに恥ずかしくてブログには書かなかったのですが、今日作業する山は以前かかり木の処理を誤り、頭部直撃でムチウチになった山なのです。たいへんに混んだアカマツの林で、倒そうとするほとんどの木がひっかかります。その上、人里からも少し離れており、何かあったら下るのに苦労する場所。
 こういうところでは普段以上に慎重に、自分の次の動作をキチンと決めておいてから作業を行わなければなりません。


 生まれてはじめて木を倒すようなリセットされた感覚で動いてみると、これまで慣れにまかせてけっこう危ないことをやっていたことに気づきます。それでは皆様、行ってまいります。

2008年10月13日

佐久地区森林祭

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放鳥っ! 生物屋的には、遺伝子はどうなのかな?なんてヤボなことを考えてしまいますが、とにかくお祭りですから。


 遅くなってしまいましたが、先週末に立科町白樺高原で開催された佐久地区森林祭の報告です。今年で何回目だったかは失念しましたが、毎年この時期、長野県佐久地方事務所・中部森林管理局東信森林管理署・佐久森林林業振興会・佐久森林組合・開催地市町村の主催で、応募者全員で行う育林作業をメインに開催されており、今回ははじめて生産業者の集まりである新緑会のひとりとして参加させてもらいました。


 すでに10月10日の話題「はげ山」にsomakudoさんが書き込んでくれたように、会場ではこれまでどおり林業関連の身内の方の姿を多く見かけましたが、県のホームページで一般参加を募集していたようなので、広く一般の方を対象としている行事のようです。


 今回の発見は、いっしょに参加した素材生産を専門にしている社長さんの感想でした。曰く「こういう行事に参加すると、日頃やりつけていない作業を経験できる。そのことがまた、自分の山に対する姿勢を見直す良い機会になる…」。


 事情を知らない方には不思議なことに感じられるかもしれませんが、現在当地方で林業に携わる人は、大きく分けて育林と生産という二つの流れに分類されるのです(もちろん事業所によってはそのどちらにも従事している人もいるのですが)、生産専門の人にとって、育林作業、しかも手鋸での作業をすることは、ある種の新鮮な体験だったようです。地域や作業内容の微妙な変化から刺激を受け、常に何かを感じ取る感性を持っていることに、うまく表現できませんがプロの繊細さのようなものを感じた爽やかな瞬間でした。


 こういう出会いのおもしろさを知ってしまうと、どんどん深みにはまっていきます。山仕事はやめられいない! と言うか、同業者からの再発見は深い!!


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photo by somanba

2008年10月10日

ハゲ山

昭和20~30年代、日本中にこんな光景が広がっていたのでしょうか。木は山から出して使ってナンボ…ではありますが、かつてのハゲ山と違うところは、伐った後に植えない所有者が多いらしいということ。日本は、気候的に植物の生育に適した地域ですから、そのままでもやがては野となり山となります。「収支の悪い植える林業は、もう終わらせてはどうか」と言う専門家もいます。でも頭の硬い私としては、植えてモノになりそうなところには植えたい→草刈したい→育てたいという欲望を押さえることができないのです。


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 儲からない(と称していた)林業から売れて困るぐらいの林業へ、市場経済が否応なしに山を巻き込んでゆきます。それは単に山を坊主にするだけではなく、木材産地に暮す人の価値観や、産業構造をも翻弄してゆくことでしょう。私たちは、高度経済成長と拡大造林が山村にもたらしたものについて、はたして何かを学んでいたのでしょうか。

 関係者よ、反応のことを心配せず、もっと発信せよ。もっと発信する術を身につけよ。

2008年10月08日

トレッキングツアーでカウンセリング?

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この村の周辺にも軽登山に絶好のルートがいくつかあります。その中から今回は山梨長野県境の横尾山(1818m)と飯盛山(1643m)へ二日間続けて町田市からのお客様を案内しました。


 日常が登山のような商売ですから、あらためて自分自身のために登山をすることがなくなり、こんなときでもなければ登山靴をはくときのワクワク感も味わえなくなってしまいました。とは言え仕事ですから、40名のパーティにケガの無いよう、時計と睨めっこをしながら慎重に歩かなければなりません。平日のツアーなので、参加者は皆さん勤めをリタイアした世代です。中には生まれてはじめての山歩きという方もいます。いつもなら無事下山して、自宅に戻りホッとひといきついておしまいなのですが、今回は少し違う気分であることに気づきました。


 帰宅して晩酌をしていると、何か心の深いところから癒されたような感覚につつまれました。「なぜなんだろう?」と振り返ってみると、どうやら私のすぐ後ろについて来られた方との会話が原因のようです。別段特別なものではなかった会話ですが、早い話が、私がカウンセリングを受けるような形になっていたのです。お客さんをもてなさなければならないはずの私が、こんな気分になってしまう…。さすがは79歳、数十年ぶりに山歩きを楽しんだという、人生の大先輩の下山したときの笑顔が、今も脳裏に焼きついています。


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甲斐駒をバックにキアゲハ君。こんな山の頂上で蛹で冬越しかな??(画像は2枚とも下見での撮影)

2008年10月04日

うたげ

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夏中かかった草刈作業がようやく終了したので、報告の電話を入れると「杉山、おめぇ今どこに居るだ? とにかくいいから来てみろ」とのこと。おじゃましてみると、この秋の収穫を前に宴たけなわ。まるで匂いをかぎつけたかのようなタイミングの良い報告電話でした。


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 地域によってはマツタケはそれほど珍しいものではないところもあるでしょうが、標高の高い当地では、このクラスのものは「超」がつく希少品で、味も香りも極上です。例年32万円する山を今期16万円で落札し、しかもこの大収穫。オーナーたちは本当に嬉しそうでしたが、その様子そのものが何だか私には嬉しくて、味覚もさることながら、新参者である自分に対して、めったにない機会に心安く声をかけてもらえたことが幸せな秋の一夜でありました。

2008年10月03日

国立公園に暮す

「生徒が夏休みの研究で採集した植物を確認してほしい…」と、小学校の先生から電話がありました。一見なんでもない要請のようですが、タイトルを見てお気づきのとおり、当地では少々やっかいなのです。


 そう、村人の何割かは国立公園の(普通地域の)中で暮らしており、生徒の自由研究は、自然公園法に抵触しかねないわけです。担当官の方にお願いして、今回採集したエリアがすべて普通地域の中であることを確認し、問題がないことを知りホッとしました、が、このことは、国立公園に指定されるほど豊かな自然の中に暮らしているということについて、考えてみる機会になりました。当然、私の仕事場も多くの場所が国立公園内です。以前仲間から「読んでおくように」と手渡された本を引っ張り出し、もう一度よく勉強してみたいと思います。


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日本自然保護協会・国立公園制度検討小委員会報告書
「豊かな自然・深いふれあい・パートナーシップ ~21世紀の国立公園のあり方を考える~」
(2000年11月 財団法人日本自然保護協会)

2008年09月28日

自然塾のお手伝い

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地元臼田(うすだ)高校環境緑地科の生徒の皆さんが、地域の人たちを案内する自然塾。今年も野鳥観察の手伝いをさせてもらっています。


 少子化に伴い、当地でも公立高校の統廃合が進められており、そんな中で地域で求められる存在をアピールすべく、かつての農業科である環境緑地科もさまざまな取り組みを行っています。
 水環境、農と食、森林と木材、これからますます重要になるこうした領域を扱う学校が、地元で元気よく活躍できるように、山で働くものとして少しでも役に立てればと思っています。


 画像で高校生が解説に使っている手作りのパネルも、何年か続けてきたことでずい分と充実してきました。当日参加者を案内するのは高校生の役割。私は基本的に事前準備の段階と、当日の質問に答える役なのですが、今年は特にでしゃばってしまったようで反省しています。わずかな準備期間で、その場で見られる鳥の案内をできるようになるのは難しいこと。次回はそのあたりをカバーできる方法を考えないといけません。


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2008年09月23日

季節

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 時の流れ方に凄まじさを感じています。特にこの夏などは一瞬の閃光のようでさえありました。ブログのテーマが山村起業ですから、こじつけて言えば「起業は適齢期に入ってからすぐの方がいいよ」とでも言いましょうか…。年齢とともに変化する「とき」の短さは、対数カーブを描きます。「五十そこそこになると棺桶が見えるから、ことを構えるのは早い方が良い」と感じています。幸せなのは、山村の者として起業しさえすれば、その変化を毎年確実におとずれる山川草木の表情のうつろいから、生き物のひとつとしてわかるということです。


 (これは田舎で遅れ気味に仕事をこなしている者の戯言ですが)田舎はとても残酷で、一歩外に出るとすべてが時を刻んでいます。一次産業に従事する人々はすべて、空気の温度、霜の気配、夜の月の色、etcで工程管理をします。ですから、イメージ的にはほのぼのとするはずのこれら秋の恵みが、今年の自分にとっては脅迫のように映ります。


 と言いつつ、採って帰るゆとりはなんなんだろう。


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2008年09月21日

担い手に関する提言

国民森林会議の07年林野庁長官あての提言「森林・林業の担い手」要旨がホームページで見られるようになりました。時代の変化に見合った担い手をどのように育て、どのように支援するべきなのか、現状分析と共に、とても内容の濃い、具体性の高い提言です。
 この団体を運営している皆さんは、施策への影響力のあるそうそうたる人たちです。ですから、私も担い手のひとりとして、今後この提言がどのように活用されてゆくのかが楽しみです。


 現場で日々汗を流している方は、アーカイブの中の全文、14pから15pにかけての 3)森林組合幹部等の育成を見ていただけると、「これが霞ヶ関に届けられた」ということで仕事の張り合いになるのではないかと、ちょっぴり期待をしています。

2008年09月19日

クマったヒトたち

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シカよけ電気柵の手入れをしていて、不法投棄されているゴミを見つけました。生活ゴミをつめたレジ袋が、道沿いの藪の中に10個くらい投げ込まれており、そのうちのいくつかが、動物に食い破られて、中のゴミが散らばっています。
 この手の食い散らかしをやるのはカラスが代表格ですが、今回はカラス以外にも参加者の居たことが、すぐにわかりました。


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 散乱するゴミの横で、カラマツの根の下が深く掘り返されています。根の周りにはおびただしい数のアリたち。このゴミはツキノワグマも里へ呼び込んでくれたようです。見回すと、他にも数本同じように掘り返されています。これだけ根を掘られると、何本かは枯れてしまうかもしれません。


 畑わきの廃棄野菜もそうなのですが、動物たちに「おいで」と言わんばかりに餌をふるまう一方で、やっかいだから…、恐いから何とかして欲しい、と猟友会に手間を押し付ける、想像力ある動物であるはずの人間の、退化がかなり進行している証です。

2008年09月18日

強力な情報誌

とかく狭い世界に終始しがちな林業界にあって、全国の動きを俯瞰し、最新の情報を流してくれる業界誌は重要な存在です。このブログの運営元へのお世辞ではなく、業界での私の未熟な経験からも、このような情報源の存在が関係者に欠かせないものであることをいつも感じています。


 現代林業の最新号(10月号)の62ページからの記事も、現場の即戦力になるものでした。「提案型集約化施業のカンどころ 第10回 森林所有者との良好な関係づくりと営業」と題された文章もさることながら、「初回訪問時の主な留意点」という一覧表は、森林所有者のところにおじゃまする際の必須事項がわかりやすく整理されていて、何度も読み返してしまいました。営業に関するベーシックなことがらではありますが、だからこそ全国の業界人に再確認してもらいたい。
 著作権者の承諾を得ていないので、タイトルの紹介のみにとどめますが、私が夢見ている「きこりのための起業講座」の際には、ぜひともテキストとして活用させていただきたい内容です。


 もうひとつ毎回楽しみなのは、表紙を飾る美しい人たちです。すごいですね。日本の山ではこんなに清楚な方が、日々、こんなに重そうな機械を持って整備してくれているのですよ。肖像権の承諾なしにブログにあげてしまいましたが、いずれ書籍紹介のページにもっと鮮明に掲載されるでしょうから、許していただけるかと思います。

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2008年09月14日

薪割りイベント

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信州そまびとクラブの薪割りイベント第3回目。心配したお天気もバッチリで、日頃仕事で流すよりもたくさんの汗をかいてきました。今回は、地域から応募した10人の皆さんに、それぞれ軽トラ1台半分の薪を持ち帰ってもらうべく、カラマツとニセアカシヤを全員でせっせと玉切り、割ってもらいました。

 ここ数年、薪ストーブ利用者は少しずつではありますが間違いなく増加傾向にあります。低炭素社会実現のためにはすばらしいことなのですが、今後ますます材料調達で苦労する人も増えてゆくことでしょう。


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薪ストーブを入れてはみたものの、割り方がどうも、という方も、そまびとメンバーの説明に続いて果敢に実習

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以前もお伝えした、米国製薪割り機。これで太径のニセアカシヤもどんどん割っていきます

2008年09月13日

使えるやつ

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 振動障害のことは何度か書きました。私の場合、冬よりも、草刈機の季節である夏の方が症状が顕著になるのですが、これまででいちばん草刈時間の長かったはずの今季、寝るときの手の痛みがないのです。で、思い起こしてみるとこれなんですね。防振手袋。


 以前にも使ったことはあるのですが、値段が高い上に耐久性がなく、いつもやぶけたらポイッでした。ところが今回のコイツときたら、3週間くらい頑張ってくれたのです。でも、もう限界のようで、ボロボロになってしまい、もうひとつ購入しようと思って困りました。あまりに軽い気持ちで買ったものですから、いつどこの店にあったのかがわかりません。


 と言うことで、もうしばらく手袋探しの日が続きます。

2008年09月12日

ITM

 ITMとはアイターンミーティングの略。9回目を迎える、岐阜のNPO法人ウッズマンワークショップ主催の行事です。すでに業界誌で何度も取り上げられているので、ご存知の方も多いのでは(と言うより、このサイトをご覧の方は、参加したよという人が多いのかな)?


 先日、その第9回の日程が10月17日から19日で決まった旨の連絡をもらいました。今回のメインテーマは特殊伐採!! そして、おなじみの山の大先輩による間伐の指南も、例年通りしっかり行なわれます。
 最先端の技術が見られるということなので、早速参加を申し込んでしまいました。


 詳しい日程の確認や、申込みはこのページからどうぞ

http://www.yamaiki.com/

2008年09月11日

ホームページリニューアルのお知らせ

信州そまびとクラブのホームページがリニューアルされました。ぜひ訪問してみてください。
双方向通信型で、他にも機能満載。行事の写真も(これからは)豊富に見ることができて、楽しいページです。自前のサーバでこれだけのページを運営している林業系NPOは少ないんじゃないかな、なんて、自分が作ったわけではないのに自慢してます。


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2008年09月10日

なかなかどうして、本物は強い

 昨晩の、地元の同業者団体の会議でのこと。用意されていた議題は、例年出展しているイベントへの会としての対応、県主催の行事への参加、そして会の旅行と、会議はさっさと終わり、みんな焼肉をつつきながらの世間話となりました。私は「いよいよかな?」と思い、先日お伝えした大規模なベニヤ工場をとりまく最新の話題を、耳をダンボのようにして黙って飲みながら待っていました。ところが、素材生産業と製材業の集まりなのに、ベニヤのべの字も出ないまま、時が過ぎてゆきます。閉会間際、しかたなく私から皆さんの動向や思いについて問いかけてみました。以下、抜粋で、


 かなめ: Aさん、最近材料は入ってきますか?
 製材A : いや、ぜんぜん材が動かないよ。去年の今頃に比べて半分くらいかな。公共事業が激減しているから、土木材は売れない。
 かなめ: かなりの材がベニヤ工場に行っているようですが、建設計画中の大きな工場ができたら、材料がなくなって、やっていけなくなるのでは?
 製材A : 今、素材屋さんの材の値段を支えているのはベニヤ屋さんだし、競争原理なんだから仕方ないでしょう。ウチでもいろいろと考えてやっている。
 製材B : 杉山さんがいろいろ心配してくれるのはありがたいけど、なるようにしかならないよ。これまでもそれでやってきた。計画されている大工場だって、この先どうなるかわからない。扱っている商社の連中はもっと先を読んで、とっくにいろいろと手を打っているだろうしね。
 かなめ : …


 (私にとってだけかもしれませんが)奇想天外な対応策を持っている人もおり、自分の頭の固さをあらためて感じる結果となりました。国産材をとりまく環境が厳しい時代に、自力で生き抜いてきた皆さんは、ほんとうにすごい。私のような部外者が心配するのは、ほとんど趣味の世界でしかないのかな、と感じた瞬間でありました。


 以上、かなりの短縮版ですが、民の自信、能ある人々の重さに、己が蟻んこよりも小さく感じられた夜についての速報でした。

2008年09月06日

妖精の輪

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いつものように電気柵の修理に歩いていると、不思議な輪をみつけました。残念ながらキノコの趣味がないので、種類まではわかりませんが、こういう密かな発見が、一日じゅう山の中を歩きまわる仕事の楽しみです。明日はどんな生き物に出会うのだろう…。


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2008年09月04日

この夏の思い出

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村の図書館で「森の生い立ちを4年生にわかり易く説明したものはありませんかね」と尋ねられました。小一時間かけて3冊の本を見つけ出し、職員に渡したのですが、子供の目線で本を選ぶことが実に良い勉強になることを痛感する時間でした。


 数日後、友人から久しぶりの電話で「本を選んでもらって、忙しいのにわるかったね」と言われました。なんと、図書館の職員に相談したのは友人の子供だったわけです。聞いてみると、疑問に思ったことを調べてまとめるという夏休みの宿題だとのこと。第一の疑問は解決したけれど、疑問が疑問を生み、とうとう我が家へ直談判の電話をかけることになったそうです。


 早速でかけてゆき、彼の家のまん前にある林で観察することにしました。ずいぶん前のことになってしまいましたが、画像はその時のシラカバの種探しをしているところです。そろそろ宿題を見せてもらいに行こうかと思ってます。

2008年08月30日

木協(もっきょう)の会議

長野県木材協同組合連合会という団体があります。恥ずかしいことに、この業界の住人であるにもかかわらず、何度か耳にしながらこれまで実態を知らずにいた組織です。その会議に先日出席させてもらいました。メインの議題もさることながら、私にとっては「今まで参加の機会がなかった」という根本的な部分で考えさせられるできごとであり、その問題の根の深さに、4日が経過した今もモヤモヤとした気持ちが続いています。


 いちばんの議題は、合板メーカーの動向に関する情報共有と、今後の対応についてです。これまで建築などに使われる合板(いわゆるベニヤです)の原材料は、ロシアからの輸入材がメインだったのですが、プーチンの政策により高い輸出関税がかけられるようになり、主力を国産材に変える動きが活発になっています。単純に「売れるようになって良かったね」ということで済めばよいのですが、いかんせんその消費量が膨大なために、現在、地元の材で細々とやっている、言わば絶滅の波を乗り越えてきた地域の製材業者が、材料の高騰や不足によってやって行けなくなるという危険をはらんでいるのです。


 上記のモヤモヤと合わせて「どうしてこんなことになるのだろう」と、実はもう半年以上も考えているのです。値のあるうちに皆伐をしてお金にし、あとは自然に木が生えてくるから大丈夫、という山が、この村にもチラホラ見られるようになってきました。

2008年08月19日

急ぎの仕事

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久しぶりに明日は現場を止めようかと思っていたところ、下山して携帯電話を見ると着信あり。村内にある施設の管理者からの電話でした。


 強い雨の翌日、画像のようにシラカバがポッキリとおれて、宿泊施設の屋根で止まっているとのこと。ここでは、毎年夏休み中に都内の小学生が交代で泊まりにくる活動が行なわれており、とにかく早く処理をしないと事故につながりかねません。と言うことで、翌日は事務仕事の予定を変更し、急遽支障木処理の装備を持って現場へ向かいました。


 ハシゴで屋根に上がり、枝を先端から少しずつつめてゆき、最後はチルホールで牽引しながら、林の中へ倒しこみました。今回のような緊急事態の時に頼ってもらえるというのは、事業者としてありがたく、今後も対応を大事にしてゆきたいものです。

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そまびとたちの奮闘記 「そまびと」とは「きこり」のこと。現代のそまびと=技能職員たちが起業し、模索しはじめました。

お知らせ

要林産のホームページ somabito.jp をどんなものにしようか、現在思案中です。なにか良い案があったら、ぜひコメントに書き込んでください

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