Iターン者の林業最前線
立場が変わって新しい絆
Jさん(32歳/森林組合勤務/徳島県)
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| Jさんは、森林組合の合併を機に事業担当の職員へ異動となった。進行役は事業主任のJさん。互いのスケジュール確認のほか、営業戦略を練る |
「生活にゆとりを求めてIターンしたのに、意外と忙しいんですよ」と笑うJさん。Iターン当初は直営の作業班員として働いていたが、3年前から職員に。今では、営業、役場との打合せ、現場管理と忙しく飛び回り、事業主任として活躍している。
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大阪府出身のJさんは、前職が製麺工場での生産管理だった。「時間の流れが速く、生活にゆとりが欲しかった。このまま仕事を続けるよりも、田舎で暮らそう」。
仕事を探すうちに、Iターン情報誌を見て「林業」の2文字が目に留まった。冬期のことも考え、積雪地でない近畿・四国を中心に情報を集めたところ、徳島県が有力候補に。林業体験を経てこの森林組合に就職した。
現在は、夫人と2人の子どもとともに町営住宅で暮らしている。
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当初は作業班で、造林、育林を中心に従事した。2年ほど経ち、組合の合併を機に職員への異動の話が浮上した。「職員など考えたこともありませんでした。異動にあたっては、ずいぶん悩みました」。
職員になれば、これまでの仲間たちと異なる立場で接していかなければならない。だが、誰かが引き受けなければならない仕事だった。作業班の仲間からも応援や口添えがあった。
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いまJさんは、営業に出て仕事を受注してくるという大きな役割も担っている。組合全体で考えればいろいろな仕事があるが、日給月給制の作業班の仕事量を確保することが念頭にある。また、緑の雇用事業の関係で、就職説明会に事業体担当者として出向くことも多い。Iターン者を受け入れる立場として、経験を元に説得力のあるアドバイスをしている。賃金などのシビアな実情も隠さず説明する一方、仕事面では、「初めての人は林業を知らなくて当たり前。現場で覚えていけばいい」と、あくまで現場主義だ。(取材・塚本哲)
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| Jさん自身もIターンだが、今ではIターン者を受け入れる立場。就職説明会で面接・採用した人材が現場で活躍している |

