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農山村の背景情報

Iターン者の林業最前線

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Fさん(31歳/森林組合勤務/高知県)

 

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   将来の山の姿を考えながら作業を段取り、現場を仕上げる

 山土場を所狭しと動き回り、荷下ろし・集積と、土場作業を一人でキビキビとこなすFさんだが、その息が上がる気配はない。
            
 高校時代からラグビーで鍛えた体。「体力に不安はなかったですね」と語るFさんは以前、大阪のアルミ鋳造工場で働いていた。自然が好きだったこともあり、屋外で体を使う仕事を探すうちに林業と出会い、平成12年に高知県のこの森林組合へIターン就林した。
 林業は初めての経験だった。2年間、造林班で仕事をするうち、林産班へ移りたいと組合へ希望を出した。「林産の仕事は、道を作り、架線を張り、材を出すなど、様々な技術が必要です。将来を考え、そうした技術を早く身につけたかったんです」。林産班に移って、2年目を迎えた。
                    
 班長との出会いは、Fさんにとって大きな意味をもつ。班長を目標に技術を磨く毎日だが、「1本の木を伐るにしても、自分には目の前の作業しか見えません。班長は、何十年も先の作業を考えながら伐っています。現在の一つ一つの作業全てに理由があり、将来の作業に結びついているんですね」。
 将来像を描いた上での段取りや作業。そんな"山を見る目"は、「まだまだ想像のつかない部分」だそうだ。
 また、「この班で仕事ができるのは恵まれている」とも。「班長自らやった方が早いのに、いろいろ僕にやらせてくれる。技術を高めるきっかけやチャンスを与えてくれるんですね。『こう思うんですけど』と言うと、『そういう方法もあるな』とか『そうじゃなくてこっちの方がいいんじゃないか?』という具合に、経験の浅い僕の意見も聞いてくれます。やる気が出ますよね」。(取材・塚本哲)
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 高知の山と川

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