Iターン者の林業最前線
プレッシャーは目標にもなる
Eさん(25歳/林業会社勤務/秋田県)
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| 雪中の作業では、機体の横滑りが怖いという。常に谷側が高くなるよう注意するとともに、造材時に出た不要材や枝葉を敷き、足場を整える |
秋田県の北部、青森との県境も近い。時折強く降る雪の中、国有林から立木購入した現場で、Eさんは会社が保有する唯一のプロセッサを操縦している。
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Eさんは、首都圏の高校を卒業後、平成9年4月、秋田県のこの町の林業会社にIターン就職した。
就職に際しては、自然を相手にした仕事をしたい、という気持ちがあった。そんな中、テレビのドキュメンタリー番組で見た林業という職業に興味を覚えた。高校の先生が秋田県林務部に問い合わせるなどして、この会社と巡り会い、面接を経て入社。「林業のことは全くわからなかった」そうだが、新しい土地で社会人としてのスタートを切ることに胸が躍ったという。
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「半年くらいは、どこに立っていれば安全かもわからないような状態でした。最初の仕事は測尺でしたね。よく覚えています」と、入社当時を振り返るEさん。秋田県ニューグリーンマイスター育成学校での2年間の研修では、林業の基本を学び、各種資格を取得。
「本当は伐倒もやりたいんですが、若い者はオペレーターという会社の方針もあり、昨年初めて導入されたプロセッサを任されることになりました」
3年間のグラップル作業で基本的な操縦はマスターしていたものの、会社にとっても初めてのプロセッサ。ノウハウは自ら築くしかない。「従来作業の何人分もの能力がありますよね。それを任されたという嬉しさの反面、プロセッサの働きに出来高が左右される、というプレッシャーがあります。数字を周りから言われるわけではありませんが、この現場だと月に400〜500‰を目標にしています。オペレーターとしては当然考えないと―」。
自らに課題を課し、乗り越えていくという姿勢は、入社以来一貫している。「大事なのは『やる気』ですよ。技術はあとから付いてきます」。(取材・塚本哲)
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| 膝の下でズボンを縛ると、裾が長靴に引っかからず、足を動かしやすい。ちょっとした工夫だ |

