Iターン者の林業最前線
工夫次第で効率は上がる
Cさん(39歳/森林組合勤務/岡山県)
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| Cさんの班では、チェーンソーで伐倒後、ウインチ付きグラップルで集材、プロセッサで造材という流れで列状間伐を行っている |
谷筋の土場に乾いた音が響く。列状間伐の現場でCさんの操縦するプロセッサが、ヒノキの枝を払っている音だ。
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都会で、婦人服の営業マンとして14年間働いていたCさん。勤務時間などの面でもハードな仕事だったという。「子どもが生まれたため、時間的なゆとりが欲しかった」と、自然を相手にした仕事を探し始める。検討を重ねるうちに行き着いたのが、林業だった。「本でこの町のことを知って、森林組合に直接連絡を取りました」。という経緯でこの森林組合へ転職してから3年が経つ。最初の1年はベテランの班に入って仕事を覚え、今では大型機械を自在に操り、班長として班をとりまとめている。
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この森林組合は、高性能林業機械を活用した列状間伐に早くから取り組み始めたことで名高い。Cさんも「修行期間」を終えると、すぐに機械を操縦するようになる。そして、しばらくプロセッサを操縦するうちに、ある光景を目にした。
「他社の仕事を見る機会があったのですが、同じプロセッサを使っているのに、予想の半分くらいの時間で現場を仕上げた」。大きな違いは、枝払いにかかる時間だった。「それまで、この機種は非力なので切れなくて当たり前と思っていました。枝を払う際に材を何度か送り直していたのに、彼らは一度で済ませてしまう」。原因は刃だった。そのオペレーターに刃の研ぎ方を教えてもらった。「刃の表側だけを研ぐように、と言われました。マニュアルとは違んですが、切れ味がまるで違います。1本を仕上げる時間が短くなりました」。その結果、出来高も大きく伸びた。(取材・塚本哲)
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| 曲がりや腐りの部分はカットする。市場でより高く売れるには、どのくらいの長さに玉切ればよいか、瞬時に判断する眼が求められる | プロセッサの刃(枝を払う刃)をグラインダーで研ぐ時は、刃の裏は研がない。切れ味がまるで違うのだという |
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